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2020年02月11日 (火) | 編集 |
ボクシングを題材にした人気漫画「はじめの一歩」の舞台を見て来ました!
いわゆる、2.5次元の舞台です。漫画原作の舞台は何度か観ていますが、より漫画に寄せていると思います。
会場は、品川プリンス ステラボール・・・ボーリング場らしいです。初めて入ったのですが、天井の高いホールで、客席は折り畳みの椅子でした。段差がないので、後ろの座席には、クッションが置かれていました。
私はそのクッション席に座ったのですが、足がちょっとぶらぶらしちゃう感じ。最初は、クッションが効いていていいなと思ったのですが、時間が経つと辛くなってきました(^^; 足置き台が欲しかったな。

ステージは、セットがなく、前にせり出した部分に四角いリング状の台があって、奥が一段高くなっています。
背景などは、一部プロジェクション・マッピングで表現していました。
役者さんは、私は知らない方ばかりで、純粋に原作ファンとして観たのですが、漫画を知らない役者さんのファンらしき女性達や、原作ファンらしい男性など、色々なスタンスの方が見ている印象。連載30年ということで、年代も幅広かったですが、30代くらいの方が多かったでしょうか。

お話の内容は、マンガの単行本1~30巻をギュッとまとめたものでした。
土手でいじめられている主人公の幕の内一歩(後藤恭路)がプロボクサーの鷹村守(滝川広大)に出会ってボクシングを始める辺りは、丁寧に描かれていました。
私が原作で一番好きなキャラクターは、宮田一郎くん!
なので、写真を見た時はちょっとイメージ違う気がしましたが・・・滝澤諒さんは、クールビューティーな感じで、見ているうちに段々宮田くんに見えてきました。
ボクシングに入門したばかりの一歩と宮田くんの戦いや、一歩が宮田くんに気持ち悪がられる場面も見られて良かったです★

その後は、新人王戦・・・オズマ戦と小橋戦は端折っていましたが、パペットを使って端折るもの面白かった。
速水龍一(橋本真一)が今回一番似ていなかったかも・・・うざいところは似ているか(笑)。ふっきれた演技が楽しかったですけどね。鴨川ジムのメンバーがカラオケでアリスの「チャンピオン」を歌ったら、画面に速水が登場する・・・という場面も再現されていて笑いました。
原作で印象的な試合と言えば、宮田対間柴(岡本悠紀)もその一つ。
フリッカーVSカウンターが生で見れるとは。そして問題の反則ね。更に、一歩が拳を壊しながら戦うところも。

久美ちゃん(未来)も登場します。原作では、可愛いけどしっかり者という感じですが、舞台の久美ちゃんはひたすら可憐。
原作そっくり賞は、一歩の母と、宮田パパにあげたいと思います。
余談ですが、ボクサーを演じるイケメン達のブロマイドと一緒に、久美ちゃんはともかく、鴨川会長(高木渉)と一歩母(久下恵美)のブロマイドも売っていて、ちょっと笑った。買う人いるのか? ジョークなのか?

一歩が東の新人王になった後は、東西戦、チャンピオンカーニバル、伊達英二(松本寛也)とのタイトルマッチ。
そして、千堂武士(松田凌)と再戦して日本タイトルを取るまでが描かれます。
ヴォルグのホワイト・ファング、千堂のジョルト、伊達さんのハートブレイクショット、もちろん一歩のデンプシーロールなど、作中に登場する必殺技が実際に見られちゃうわけです。もちろん、舞台での演技という表現ではありますけどね。

名場面を詰め込んだステージの後は、15分ほどのトークショーもついていました。
この日は、作・演出の喜安浩平さん、主人公一歩役の後藤さん、千堂武士役の松田凌さんに加え、スペシャル・ゲストとして、原作者の森川ジョージ先生も登壇しました!
トークショーは、喜安さんが仕切る形で行われました。
喜安さんは、脚本家でもあるのですが、元々は声優だったということで、なんとアニメの一歩役でデビューしたのだとか・・・!
一歩役の後藤さんは「しゃべるの苦手なんです」と言っていて、シャイで真面目な感じが、リアルに一歩っぽかった。
千堂役の松田さんは兵庫出身らしいので、関西弁は地でいけるのかと思ったら、トークは標準語で話していました。

森田「初日と3日目とwebで見て、今日で4回目。初日はお客さんも何が始まるんだろうという感じだったと思うけど、今は(劇中の)試合の度に拍手がある。あとは、ララパルーザを起こすだけですね」

森田「初演の頃より、さらに体を作ってきているから、そろそろ(千堂が一歩に)勝てるんじゃないかと思って」
松田「原作者の許可があれば、勝っちゃっていいですかね」

森田「速水のチャラさが増してきているよね。出てくると、来るぞ来るぞ・・・って思う」

喜安さんが、冒頭、客席に「初めて見た方」「では逆に、2回以上観たという方」と手を上げさせ、森川先生に、「2回以上観ている方が3割くらいいたんですよ。この舞台の楽しさが、段々と広がってきているということですね」というようなことを話していました。

作品について話した後、喜安「この作品は、1巻から30巻までの話をギュッと2時間半の舞台にまとめているので、泣く泣くカットしたシーンが沢山あります。そのうちのどれかを、今再現してみようかと・・・」
松田「お土産を置き忘れたシーンやりたかったですね」
喜安「やりたかったね!」
千堂が間柴戦で拳を壊した一歩を奮起させるため、鴨川ジムを訪れて、帰る時に新幹線のホームにお土産を置き忘れたシーンのこと。それより、私が気になったのは、いったん鴨川ジムを出た千堂が戻ってきて、「帰りの電車賃貸して」と言うところがなかったことでしたね~。あれはあっても良かったんじゃないかな。

結局やることになったのは、30巻の千堂を倒して日本チャンピオンのタイトルを取った一歩がわんぽ(幕の内家の愛犬)と記念撮影をする場面。
チャンピオンベルトを持って現れた喜安さんは「八木ちゃんの気分です」と言っていました。
森川「これは、レプリカですよね?」
喜安「そうですよ! 本物だったら大変です。実は、当時と今ではベルトのデザインが違うんですけど、今のデザインのレプリカを作らせてもらいました」

一歩役の後藤さんが、Tシャツを脱いで、ボクサーパンツ姿になり、ベルトを森川先生が巻いてあげて・・・。
喜安さんがアナウンサーのセリフを。
松田さんは千堂が立ち去る真似をしたりしていましたが。
森川先生がわんぽ(犬)役ということで、チャンピオンベルトを巻いた一歩と並んで記念撮影していました(笑)。

原作ファンというスタンスで見て、思った以上に楽しめました!
漫画のシーンが頭の中に入っているので、それを役者さんが実演してくれるのがテンション上がりました。

パンフによると、後藤さんはボクサー経験があって、宮田役の滝澤さんは、原作も読んでいなかったし、ボクシング経験も全くなかったとか! 役柄としては、全く逆なのに、そうは感じさせませんでした。
一歩を知り尽くしている喜安さんに、森川先生が「喜安くんがやってくれるなら舞台をやってもいい」とオファーしたそうです。
確かに、原作ファン納得の仕上がりになっていましたよ。
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テーマ:エンターテイメント
ジャンル:サブカル
2019年12月05日 (木) | 編集 |
劇団朱雀の復活公演を観て来ました!
大衆演劇から離れて5年・・・とのこと。そんなに経ったんですね。
早乙女太一くんの女形姿が好きで、何度か舞台観てきました。
私が最後に観たのはいつだったっけ・・・とブログを見返してみたら、2014年だったので、確かに5年経っている!
そして、その時の記憶はもうあまりなかったのですが、読み返したら、今回と構成が似ております。
大衆演劇なので、3部構成というのは、定型なのでしょう。

第一部は、女形姿の舞踏。
幕が上がると、いきなり太一くんの花魁道中でスタート!
これ!! これを見に来た!!
その後、弟の友貴くんが男姿で登場し、太一くんもいったん男性姿になったり。
お父さんとお母さんも登場したりします。
大衆演劇なので、昭和歌謡(とは限らないけど)が大音量で流れる中、時に美しく、時にコミカルに踊るのは、歌舞伎なんかと違って、いい意味で猥雑な感じです。

第2部は、笑いあり涙ありの人情劇というのが定番。
これは、3つの演目の中から日替わりらしいのですが、私が行った日は、横内謙介脚本の 「安兵衛駆けつけ・高田馬場の決闘」でした。横山謙介さんは、スーパー歌舞伎の脚本なんかを書いている方で、トニセンの舞台も手掛けている方みたいです。
太一くんはタチ(男)役で登場。いつも酒ばかり飲んでいる侍の中村安兵衛を中心に、最初はコミカルなやり取りがあります。
この話の元は、講談みたいで、後に赤穂浪士となる堀部安兵衛が堀部家の養子となる前の、仇討ちの話。
町で喧嘩の仲裁をしてはただ酒を飲んで暮らしていた安兵衛が、叔父の仇討ちに遅れて駆けつけ、助太刀をする・・・というものです。弟の友貴くんは、越後でライバルだったという設定で出て来ますが、これは元の話にはない役のようです。
前半は笑えるのですが、途中から叔父の恩に報いようとする安兵衛の姿がけなげで、叔父を討とうとする村上との立ち回りは、スピード感があってカッコいいです。
最後、安兵衛は叔父の六郎右衛門に、「もう逃げない」と約束するのですが・・・。
この公演、パンフレットはなかったので、写真集を買ってしまいました。
その写真集の中に、太一くんが「責任をおいたくなくて、口出ししないようにしていた時期があった」というようなことが書いてあり・・・今回復活公演で座長となった太一くんの心情とリンクする脚本なのかもしれないなと思いました。

2幕と3幕の間には、太一くんが手ずからグッツ販売をしまして、購入すると握手が出来ます。
他のキャストの方も、客席通路を回ってグッツを販売。
2万円以上購入した方は、一緒にチェキで撮影が出来るということでした。

そして、第3幕。
最後はノリノリの歌とダンス。
ここで客席の女子達がサッと立ち上がり、曲にあわせて手振りをしたりしていて、ジャニーズのコンサートっぽかったです。
最初の曲は、太一くんが「待たせたね!」と歌い、客席が「待ってたよ!」と掛け声をかけるコールアンドレスポンスもあったり。
太一くんが客席に降りてきてくれたり。
恒例の、ティッシュ配りもありました! 今回は、通路側の席だったので拾えてうれしかった☆
コミカルな曲でわいわい騒いだ後、最後はびしっと締める。
最初は、太一くんがヒラヒラしたボリュームのある衣装で登場。
激しい動きはしないのだけど、布をなびかせる所作が美しい。
途中から友貴くんも登場し、シンメでパフォーマンス。
最後は二人の殺陣になりますが・・・。
外部の舞台の時も、太一くんと友貴くんは、他の人と殺陣のスピードが違うなあと思っていましたから。
この二人だからこそできる、スピードがあって、しかもカッコいい・・・殺陣なんですが、シンクロした動きもあったりして、舞踊のようでもある。高い技術を感じさせる、美しくてカッコいいパフォーマンスで終了しました。
実は、第2部の時には、太一くんと友貴くんが立ち合いそうで、立ち合わず・・・二人の殺陣が見たいのにな・・・と思っていたら、この最後でもってくるからか! という憎い演出でした。

「太一も忙しくて、なかなか大衆演劇に関われない」というようなアナウンスもありましたが、やっぱり楽しいですね。
前出の写真集には「女形はいつまでもやるものじゃない」とも書いてありましたが、まだまだ美しい!!
是非今後もやっていただきたいです。
テーマ:早乙女太一
ジャンル:アイドル・芸能
2019年01月20日 (日) | 編集 |
早乙女太一くんが主演をつとめる舞台「音楽活劇SIRANAMI」を見て来ました!
歌舞伎の白波五人男をモチーフとした作品です。
歌舞伎の白波五人男は、私は実は見たことがないのですが、滝沢演舞場でJr.が演じていたのを何度も見ていました。
女装してお嬢さんに化けた弁天小僧菊之助が、正体を見破られ、啖呵を切るところが有名です。
今回の舞台は、時代を幕末としていて、太一くん演じる菊霧は、14代将軍家茂に輿入れした和宮のお守役です。

尊王攘夷(天皇を奉り外国勢力を排斥する)派の和宮は、外国と手を組もうとする幕府に攘夷を認めさせるため、降嫁することに。
大奥に入ることが出来なかった菊霧は、和宮のため、弁天小僧菊之助と名を変え、盗人となって幕府の存続を揺るがすという書状を探すことになります。
密書を持っている瑞帆屋に近づくため、花魁に化ける菊霧・・・。

待ってました!って感じで。
今回、太一くんが女形をやるということで観に行ったようなものなのですが、太一くんの花魁道中が見られるとは~(≧▽≦)
今回は、男が化けているという設定のため、りりしさもある花魁姿でした。
それでもって、正体がばれた菊霧こと弁天小僧菊之助が、この花魁姿を着崩して、有名な啖呵を切るんですね~。
超素敵!!!

白波五人男の「白波」とは、盗人のこと。
日本駄右衛門(松尾貴史)は、有名な町火消・辰五郎。
忠信利平(ゴールデンボンバー・喜矢武豊)は、将軍家茂に仕える御庭番。
赤星十三郎(宝塚出身・龍真咲)こと小夜は、大老井伊直弼の家臣を父に持つ武家の娘。
南郷力丸(伊礼彼方)は、小夜のいいなずけの十手持ち。
・・・という5人については、この舞台独自の設定になっています。

この5人は、ひょんなことから力を合わせて、幕府の御金蔵を破ることに。
コミカルに笑わせるところもあり、痛快でもあり、恋もありのエンターテイメント満載の舞台となっていました。

「音楽活劇」と言っているだけあって、ミュージカルのように歌う場面も。
家茂(小澤廉)と和宮(入来茉里)が、政略結婚でありながら、お互いを慕い合う場面や、
南郷力丸と赤星十三郎が横浜に潜入するため、歌っちゃうところとか良かったです。
ちなみに、太一くんは全く歌っていません。そこは専門外ってことかな。
その代わり、相変わらず殺陣は素晴らしい。魅せる殺陣は、まるでアニメみたいって思います。
小道具で劇中にギターが登場しますが、「弾いていいぞ」と言われた喜矢武さんが「あれが弾けたら、天才だぞ」とつぶやいて、笑いを誘う場面もありました。

LEDパネルを使って、映像とのコラボがあったり。
衣装も美しかったし。
曲もミッション・インポッシブルの曲が流れたり、現代風との融合がされていて。
舞台の醍醐味が詰まった作品だったと思います。

太一くん久しぶりに見ましたが、やはり女形と殺陣が絶品。
あと、青年らしい若々しい声もいいんですよね。
和宮にほのかに思いを寄せる役も、太一くんの魅力を存分に引き出す設定でした。
観に行って良かったです★
テーマ:早乙女太一
ジャンル:アイドル・芸能
2018年05月15日 (火) | 編集 |
コクーン歌舞伎「切られの与三」を見て来ました。
「ヨゾウ」かと思ったら、「与三郎」の略称なので「ヨサ」と読みます。
コクーン歌舞伎は何度か観ております。
亡き中村勘三郎さんが始めた舞台なので、勘九郎さんが主演のことが多かったですが、今回は普段は女形で出演している弟の七之助さんが、立役(男役)で主演を務めております。

「切られの与三」は、歌舞伎の演目では「与話情浮名横櫛」と言い、実在の人物をモデルとした講談「お富与三郎」を歌舞伎の演目として仕立てたと言われています。落語の演目にもなっているそうで、それぞれ微妙に設定が違うようです。
また、歌舞伎では通常お富と与三郎が再会したところまでしかやらないことが多いようですが、今回はかなり長大な原作から全幕を起こしたとのこと。そういう一つのストーリーが色々な道筋をたどるというのは、昔話にありがちなことで、それらを新しく解釈して作り上げていくお話というのは、物語が好きな私としては興味深い部分です。

さて、歌舞伎のお話は、大体が韓流ドラマのように複雑に関係が絡み合っていて、しかも血なまぐさいです。
大店の息子で色男の与三郎(中村七之助)は、勘当されて木更津に謹慎させられます。
なぜ勘当されたかという理由については、複数語られ、どれが本当かわからない風になっています。
土地の親分・赤間源左衛門(真那胡敬二)に見受けされた元深川芸者のお富(中村梅枝)と、与三郎・・・江戸を恋しく思う美男美女の二人は、一目会って惹かれ合います。
赤間の留守中にしのび合う二人でしたが、お富に横恋慕する赤間の手下の松五郎に密告され、とらえられてしまいます。手下達に追われたお富は海に身を投げ、与三郎は赤間と手下たちによってたかって切り刻まれてしまいます。
この場面、なかなか怖いです。
(幕間)
なんとか生き延びて江戸にたどりついた与三郎でしたが、変わり果てた姿で家にも帰れず、乞食をしていたところを、蝙蝠安(笹野高史)というごろつきに拾われ、傷だらけの顔で人を強請って生活するようになります。この時から「切られの与三」と名のるようになります。
ある時蝙蝠安が強し借りに行った先で、死んだと思っていたお富と与三郎は再開。
玄治店という店の主人・和泉屋多左衛門(中村扇雀)の囲われ者になっていたお富は、男女の関係はないと与三郎に言いますが、与三郎は信じません。
多左衛門は、与三郎に金を渡して、「堅気になって戻ってくればお富を渡す」と言います。
通常の歌舞伎では、ここで終わりとなるようですが、ここから話は複雑になっていきます。
お富に横恋慕していた玄治店の藤八(片岡亀蔵)をとらえ、お富と藤八は出来ている・・・店の恥になると言って、お富と与三郎は多左衛門を強請ります。多左衛門は、金と紙包みをお富に渡すが、それを見てお富は多左衛門が実の兄であったと知るのです。
一方、与三郎は足が不自由な女・小笹(中村歌女之丞)を見て、自分の実母なのではないかと思うが、小笹には否定されてしまいます。
元がお坊ちゃんの与三郎は、お富と暮らしてすぐに金を使い果たしてしまい、新しい金儲けのために、蝙蝠安と組んで、お富を身請けしたいという会津屋を騙そうとします。しかし、そのことを告げ口したつん助によって企みがダメになり、与三郎は思わずつん助を手にかけてしまいます。
この時、お富が殺害をそそのかしたような、それが夢だったかのような、幻想的な演出がされています。
この後、小笹が目の前で倒れ、それを見て「母親殺し」と罵る蝙蝠安と争ううちに橋から落ちて死んでしまい、与三郎はわけもわからないうちに捕らえられて島流しとなってしまいます。
(幕間)
与三郎は荒れ狂う海に飛び込んで、島から脱走を試みます。
それについて来た久次は、ためらっているうちに役人に見つかり、とっさに与三郎が島抜けしたと訴えて減刑を図ります。
与三郎は命からがら江戸に戻り、実家を訪ねますが、かつて与三郎の面倒を見てくれた爺や(笹野高史)は喜んでくれるが、父は「息子は死んだ」と言って与三郎を拒絶します。
「いっそ訴え出て磔獄門になろう」と言う与三郎に、爺やは「逃げてくれ」と頼み、父も金を投げてよこします。
江戸の町を彷徨っていた与三郎は、久次に再会。家に招かれると、そこには久次の妻となったお富がいました。
二人に家で休むように言われた与三郎は、疲れ切って寝入ってしまいました。
久次は、お富に与三郎を殺すように促します。お富はためらいながらも承知して、与三郎に匕首を突き立てようとしたその時、久次はお富の刃物を自分に突き立てたのでした・・・。

パンフレットの筋書にはここまでしか書いていません。
ええっ?!なんでそうなるのっていう展開ですよね。七之助さんの与三郎もそういう反応します。
原作とコクーン歌舞伎ではラストが違っていて・・・。それはなかなか納得の結末でした。

あらすじを見た時は、与三郎は悪党な感じかと思っていたのですが、結構お坊ちゃんでヘタレです。
次々と悪事に手を出しちゃう与三郎とお富ですが、なぜかそんなに根が悪いようには思えません。
ただ、だらしない甘ったれなのかなと思います。
自分でしんどい思いして踏ん張らないで、人さまから楽して奪って面白く暮らそうとしちゃうんでしょうね。
知り合いにはなりたくないですが。

七之助さんは、女形姿も美しいですが、美男の役もお似合いでした。
何度か見栄をきる場面もあり・・・勘九郎さんの見栄も素晴らしいですが、頑張っていたと思います。
このダメンズぶりは、やはり真面目がにじみ出ちゃう勘九郎さんより七之助さんの方が似合っているかもしれません。

お富役の梅枝さんは、コクーン歌舞伎初参加。
双眼鏡で見てしまうと、白塗りのおじさんですけど(すみません、でも正直な感想ということで)、遠目に見ると美人に見えます。
浮世絵のお富に似ているかなとはちょっと思いました。

コクーン歌舞伎は古典とは違うので、現代的な演出も入るのが常ですが、今回は音楽にピアノやストリングスの洋楽器が加わっていました。セットも、歌舞伎の豪華な書き割りと違って、シンプルな橋や木枠を使って、様々な場面を組み立てていましたが、不自然に感じなくて、良かったです。

舞台はお高いので、なかなか興味あるだけで観に行くってできませんけど、今回は思い切って行って、楽しめました!
テーマ:歌舞伎
ジャンル:学問・文化・芸術
2017年10月21日 (土) | 編集 |
「ハンサム落語」なるものを見て来ました。
例によって、あまり下調べしないでチケットを取っちゃって・・・。
落語もわりと興味あるし。若手の落語家さんがやっているのかな・・・という漠然とした感じで着席。
「メイクして、着崩した着物が色っぽい」「通常一人でやる落語を掛け合い形式で」というキャッチは見ていたんですけど。
始まってみると、なんか違う・・・。
どうやら、落語家さんではなかったようです(@@;
若手の俳優さんが演じていらっしゃいました・・・。
ええ~~?!
そりゃあ、イケメンのはずだわね。

10人のキャストが、1公演につき4人ずつ出演。2人一組となり、4つの落語の演目を交代で演じます。
公演の演目は、共通で「後生鰻」「猫の皿」「寝床」「幾代餅」
今回のキャストは、足立英昭さん&和合 真一さん。反橋宗一郎さん&松村龍之介さん。

最初に登場した足立さんは、ワイルド系の容姿で、系統としてはジャニーズJr.なら岩本くんのような感じ。
しゃべりも上手で、常識派の突っ込み司会系です。
外見だけを言えばタイプではないけど、こういう子は嫌いじゃないです。舞台が締まります。24歳だそうです。
対する和合さんは、可愛らしい顔立ちで。写真だとシャープな感じですが、実物はもうちょっとキュート系。
しゃべると壊れていて、とっても面白い。31歳。
足立さんと和合さんの組み合わせは、今回の公演中、最初で最後とのことでしたが、絶妙で良かったです。
足立さんが「この先輩やり辛えな・・・」とバンバン突っ込んでいるのが楽しかった。
最初の演目の「後生鰻」もサゲ(オチ)がブラックで、ホラーで意外性がありました。

次の「猫の皿」は内容をちょっと知っていました。
かなり現代風にアレンジしています。枕(本題に入る前のフリートーク)では、ファン向けにこれまで出た作品の話?などしていまして・・・。
反橋さんはどうやら声優さんもやっているらしく。声もイケメンでした。30歳。
やたらと「花より団子」の話が出ていて、反橋さんが花沢類のアニメ声優か、舞台で役をやったとか?と思っていましたが、調べた限りではよく関わりがわかりませんでした。
お相手の松村さんは、写真より恰好良かったです! 24歳。
ぶっ飛びキャラの和合さんの後では、この二人は普通に見えてしまいました。

「寝床」で、再び足立さんと和合さんが登場。
座り位置も入れ替えるのですが、和合さんが「右からしか盛れない」と言って、右側を客席に向け、足立さんにそっぽを向いたり。
この演目では、足立さんが商家の女将さんの役もやりますが、なかなかいい感じでした。

「幾代餅」は、廓(くるわ)話。
吉原の花魁の錦絵を見て一目ぼれした真面目な町人が、夢をかなえて花魁と結ばれるという、夢のようなハッピーエンド。
反橋さんが花魁を演じるのが、さすがの色っぽさでした。

最後は4人で大喜利をやってしめました。
楽しかったです!
落語としては、もうちょっと頑張りましょうという感じだと思いますが。
この舞台は、何を目指して始まったのかな・・・と調べてみましたが、それも見つけられなかったです。
舞台の性質上、客席は女性ばかりで、若い方も多い。
普通の落語だと、私が一番若手かもしれない・・・ということも多いのですけどね。
落語を若い方や女性にも広めていこうという高尚な目的・・・とはちょっと思えなかった(笑)。
楽しめればそれでいいじゃないという感じかな。エンタメ好きな私としては、アリだと思います。
テーマ:エンターテイメント
ジャンル:サブカル