ジャニーズ他のステージ・レポを中心に、興味あることを書いてます♪ KinKi Kids中心の本館もよろしく☆
2017年10月21日 (土) | 編集 |
「ハンサム落語」なるものを見て来ました。
例によって、あまり下調べしないでチケットを取っちゃって・・・。
落語もわりと興味あるし。若手の落語家さんがやっているのかな・・・という漠然とした感じで着席。
「メイクして、着崩した着物が色っぽい」「通常一人でやる落語を掛け合い形式で」というキャッチは見ていたんですけど。
始まってみると、なんか違う・・・。
どうやら、落語家さんではなかったようです(@@;
若手の俳優さんが演じていらっしゃいました・・・。
ええ~~?!
そりゃあ、イケメンのはずだわね。

10人のキャストが、1公演につき4人ずつ出演。2人一組となり、4つの落語の演目を交代で演じます。
公演の演目は、共通で「後生鰻」「猫の皿」「寝床」「幾代餅」
今回のキャストは、足立英昭さん&和合 真一さん。反橋宗一郎さん&松村龍之介さん。

最初に登場した足立さんは、ワイルド系の容姿で、系統としてはジャニーズJr.なら岩本くんのような感じ。
しゃべりも上手で、常識派の突っ込み司会系です。
外見だけを言えばタイプではないけど、こういう子は嫌いじゃないです。舞台が締まります。24歳だそうです。
対する和合さんは、可愛らしい顔立ちで。写真だとシャープな感じですが、実物はもうちょっとキュート系。
しゃべると壊れていて、とっても面白い。31歳。
足立さんと和合さんの組み合わせは、今回の公演中、最初で最後とのことでしたが、絶妙で良かったです。
足立さんが「この先輩やり辛えな・・・」とバンバン突っ込んでいるのが楽しかった。
最初の演目の「後生鰻」もサゲ(オチ)がブラックで、ホラーで意外性がありました。

次の「猫の皿」は内容をちょっと知っていました。
かなり現代風にアレンジしています。枕(本題に入る前のフリートーク)では、ファン向けにこれまで出た作品の話?などしていまして・・・。
反橋さんはどうやら声優さんもやっているらしく。声もイケメンでした。30歳。
やたらと「花より団子」の話が出ていて、反橋さんが花沢類のアニメ声優か、舞台で役をやったとか?と思っていましたが、調べた限りではよく関わりがわかりませんでした。
お相手の松村さんは、写真より恰好良かったです! 24歳。
ぶっ飛びキャラの和合さんの後では、この二人は普通に見えてしまいました。

「寝床」で、再び足立さんと和合さんが登場。
座り位置も入れ替えるのですが、和合さんが「右からしか盛れない」と言って、右側を客席に向け、足立さんにそっぽを向いたり。
この演目では、足立さんが商家の女将さんの役もやりますが、なかなかいい感じでした。

「幾代餅」は、廓(くるわ)話。
吉原の花魁の錦絵を見て一目ぼれした真面目な町人が、夢をかなえて花魁と結ばれるという、夢のようなハッピーエンド。
反橋さんが花魁を演じるのが、さすがの色っぽさでした。

最後は4人で大喜利をやってしめました。
楽しかったです!
落語としては、もうちょっと頑張りましょうという感じだと思いますが。
この舞台は、何を目指して始まったのかな・・・と調べてみましたが、それも見つけられなかったです。
舞台の性質上、客席は女性ばかりで、若い方も多い。
普通の落語だと、私が一番若手かもしれない・・・ということも多いのですけどね。
落語を若い方や女性にも広めていこうという高尚な目的・・・とはちょっと思えなかった(笑)。
楽しめればそれでいいじゃないという感じかな。エンタメ好きな私としては、アリだと思います。
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2016年09月23日 (金) | 編集 |
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一昨年に続いて、舞台「ガラスの仮面」を見て来ました!
前回は、今は無き青山劇場で2階席で見ましたが、原作ファン納得の出来栄えでした。
今回新橋演舞場での再演が決まって、ファンクラブ(ジャニーズJr.の浜中くんが出演しているため、Jr.枠があった)でチケットを取ったら、上手の片手列でした。
トイレは近くていいけど、今回のセットが回転式で、正面を花道側に向けていることが結構あって、やや見切れ席でした(--;

(キャスト)
北島マヤ:貫地谷しほり
月影千草:一路真輝
速水真澄:小西遼生
姫川亜弓:マイコ
桜小路優:浜中文一
水城冴子:東風万智子

キャストは、前回と全く同じです。台本はかなり書き換えたということだったので、期待していました。
前回は、マヤのこれまでの出演した舞台の場面を、実際に演技で見せてくれていましたが、今回は水城秘書の説明セリフだけだったのが、ちょっと残念。
やっと出てきた舞台の場面は、前回も演じられた亜弓さんの「一人芝居ジュリエット」。でも、これもサラッとでした。
すぐに「二人の王女」のオーディション場面になり、稽古も始まります。
では、「二人の王女」の舞台シーンをもっとガッツリやってくれるのかなと思ったら、稽古として前半の場面がいくつか演じられますが、実際の舞台シーンは、前回同様オリゲルドとアルディスの直接対決の場面から・・・。
じゃあ、何が厚くなっていたかというと、速水真澄の過去の場面や、月影千草の過去の場面です。
前回も1回見ただけなので、記憶がはっきりしているわけではないですが、前回は出ていたかどうか覚えていない速水英介や婚約者の詩織さんが、かなり出番が増えていました。
役づくりに迷っているマヤを、以前アルディスを演じたことのあるオペラ歌手に引き合わせる場面も、今回は丁寧に描かれていましたが、前回は多分なかったと思います。

「狼少女ジェーン」のエピソードと「二人の王女」がドッキングして、マヤが「二人の王女」で賞を取って紅天女候補となり、同時に速水真澄が紫のバラの人だった・・・と気づくという流れは前回同様です。
真澄さんの婚約パーティーにマヤが乗り込んでしまう場面では、桜小路くんもやって来て、「僕は紅天女の魂の片割れの一心を演じてみせます」と真澄さんに戦線布告したりもしていました。

月影先生の過去は、前回も出てきましたが、今回は梅の谷での月影先生の紅天女が観られたのが、一番良かった点です★
月影先生が能面を割り、亜弓とマヤに「新しい紅天女を見せて下さい」と言う場面が観られたのが嬉しかったですね~。
これがラスト・シーンになっています。

全体の感想としては、やや欲求不満でした。
どの場面が観たいかは、人によって違うとは思いますが、私は役を演じているマヤが観たい気持ちが強いです。
前回は、「若草物語」の熱に浮かされながら「野バラ」を歌う場面や、「女海賊ビアンカ」や、大河ドラマ「天の輝き」などを、視覚的に見られたのですが、今回は説明セリフのみ・・・。
「二人の王女」にしても、私が一番見たいのは、マヤがアルディスとして初めて登場して、会場中が息をのむ場面なんですが・・・筋書上観客が真澄さんだけなので、難しいかもしれませんけどね。

今回も真澄さまもマヤちゃんも月影先生も良かったです。
亜弓さんはね~・・・。どうしてもビジュアルがイメージと違うと思っちゃうんですけどね。
詩織さまと速水英介もかなりイメージ通りでした。
浜中文ちゃんの桜小路くんは、今回結構真澄さまとの対決姿勢を打ち出していて、良かったですね。

また再演するなら、描かれる場面がまた違ってくるのかな~と思うと、それはそれで見てみたいです。
舞台シーン多めを希望で!!

今回は、会場が新橋演舞場ということで、タイアップのお弁当なんかもあって、楽しかったです。
また、40周年を迎えるということで、オフィシャルグッツも色々出ていました。
それらの写真は、「続き」を見て下さい☆彡
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テーマ:観劇
ジャンル:学問・文化・芸術
2016年08月25日 (木) | 編集 |
舞台「王家の紋章」を見て来ました!
原作のファンという立ち位置で見に行きました。
出演者の方々は、正直皆さん存じ上げない方ばかりです。
キャロルとイズミル王子は、Wキャストになっています。

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メンフィス役は、浦井健治さん。
テレビや舞台で活躍している俳優さんです。
声のキーが高いので、「少年王」らしい声と感じました。
ビジュアル的には、すごくいいとは言いませんが、まあ許容範囲です。

キャロル役の新妻聖子さん。
舞台好きな友人が「歌える子だよ」と言っていたので、新妻さんが出演回のチケットを取りました。
主に舞台で活躍している女優で、歌手。
顔も可愛らしく、歌も上手いです。セリフ回しも、遜色なかったです。

イズミル王子は、平方元基さん。
最近は主に舞台で活躍されている俳優さん。
Wキャストの宮野真守さんが声優さんだったので、ミュージカル経験者の方がいいかな・・・と思って選びました。
イズミル王子はかなり好きなキャラなので、ビジュアル的にはやや不満ですが、歌はやはり上手いです。

今回は、全キャスト歌が上手いな~と感じましたが、特に圧巻だったのは、アイシス役の濱田めぐみさんです。
劇団四季を退団したミュージカル女優とのこと。納得です。

ビジュアル的に、おいおいと思ったのは、ライアン兄さん(伊礼彼方)とミヌーエ将軍(川口竜也)ですね。
どちらも太め・・・(><)
特に、ライアン兄さんは人気あるキャラなのに~。
ミヌーエも太いしおじさんだし、それはアイシスに振られるわ!!
でもまあ、歌は本当に上手い・・・それしか言っていないみたいだけど。

逆に、イメージにピッタリだったのは、ウナス(木暮真一郎)・ルカ(矢田悠祐)・ミタムン王女(愛加あゆ)。
特にルカは、原作でも結構好きなキャラですが、キャロルが街を見物に出た場面で、キャロルの後ろで踊っているのが可愛くて、個人的にイチオシです。
ミタムン王女は、殺された後も、ずっと焼けただれた姿で出て来て、最初は迫力あるなと思っていたけど、最後の方はちょっと「ここは必要なくね?」と思ったりもしました。

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(細川智栄子先生が舞台のために書き下ろした原画の複製が展示されていました)

あの壮大なストーリーを、舞台でどう表現するんだろう・・・とワクワクしながら、幕が上がるのを待ちました。
筋立ては、まあまあ原作に忠実ですが、長い話なので、色々端折っていました。
例えば、キャロルの家族はライアン兄さんしか出て来ません。
そのため、キャロルがコブラに噛まれるエピソードもなく、したがって、血清を持っていて、メンフィスを助けることが出来た・・・というエピソードも消えてしまい、メンフィスが刺されるのはサソリで、キャロルが心臓マッサージと人工呼吸で助ける・・・となっていました。
ジミーと教授も、カプター神官も、それらしい人はいましたが、舞台上で紹介されることはなかったです。

セットも概ね抽象的で、物語の進行は主に歌で語られます。
こういう歴史ものの場合は仕方ないんでしょうけどね。
初めて聞く歌を延々と聞かされるのは、やや辛いですけども、皆さん上手だし、帝劇は生オケなので、音響は最高です。
ただまあ、キャロルが現代と古代を行ったり来たりするのが、簡単そうに見えちゃいましたけどね(^^;
歌いながらうろうろしているうちに、あれ、現代?みたいな感じなので。

キャロルがメンフィスの墓から古代にタイムスリップして、メンフィスに見初められ、現代に再び戻るところまでが前幕。
後半は、メンフィスへの愛に目覚めたキャロルが、イズミル王子にヒッタイトに連れていかれ、メンフィスと結婚式を行うところまでになっています。

私は原作を読み込んでいるので、ストーリーがわかりますが、うろ覚えの人とか、よく知らない人は、わかりづらいかも。
もうちょっと、歌だけでなく、演技で表現する部分が増えてもいいのかなとは思いました。

有名漫画を舞台化した作品として、昨年「ガラスの仮面」を見て、すごく良かったので、「王家の紋章」も期待していましたが、作品としてはもうちょっとブラッシュアップして欲しいかなと思います。
来年4月に再演が決まったとのことですが、また見に行くかはハーフハーフって感じかなあ。
衣装は豪華でしたし、歌は本当に皆さん上手かったです。
テーマ:ミュージカル
ジャンル:学問・文化・芸術
2016年07月02日 (土) | 編集 |
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昨年に続き、今年も見に行って来ました!
3度の観劇となる、ミュージカル「エリザベート」。
私のお目当ては城田優くんです。
トートのビジュアルがピッタリすぎて、素晴らしすぎます☆

SHOCKのように、「今年はここが変わっていた」と言えるほど、昨年の記憶はないですが、お姫様だっこはなくなっていました。
でも、城田くんのセクスィーさは増しておりました!!
やたらとボディ・タッチ。そして自分の唇を撫でるような仕草。
露出が増えたとかじゃないですよ。仕草と雰囲気で色気を出していました。
そういうのに、弱い・・・。早乙女太一くんとか。
大人ルドルフと絡むシーンなんか、もう、うっとり。
子供ルドルフに対してもそんなに色気出していいんですか?!
とか思ってしまいますね~。

エリザベートはね・・・。正直ビジュアルは坂下ちりちゃんなんですけど、今年はなんだかルドルフが死んだ後の場面で涙が出ました。昨年は、ハンカチいるほどは泣かなかったと思う。

子役は毎年うまくてビックリ。
古川ルドルフは綺麗だし、歌もよい。
ルキーニは、昨年は松也さんを見たので、山崎さんは初めてかもですが、やはり歌がお上手。

セットも衣装もゴージャス。物語としては、悲劇なんですけど・・・。
あんな死神なら、誘惑されてみたいです~。
そう思わずにはいわれない、城田くんの美しさに大満足でした!!!
眼福です☆☆☆
最後の挨拶はなかったですが、投げキスはしてくれました(〃▽〃)
テーマ:ミュージカル
ジャンル:学問・文化・芸術
2016年06月18日 (土) | 編集 |
コクーン歌舞伎「四谷怪談」を観て来ました!
有名なお話ですが、私は初見です。
お岩さんの話というと、何となく「ああ、あれ・・・」という感じですが、歌舞伎の世界では伊右衛門とお岩が主役の南番と、直助とお岩の妹・お袖が主役の北番というのがあるそうで、今回は北番がベースということでした。
コクーン歌舞伎は、亡き勘三郎さんが始められたもので、その息子である勘九郎さんが、今回は直助役。お袖が七之助さん。伊右衛門が中村獅童さんで、お岩と与茂七が中村扇雀さんです。

ポスターはスーツ姿でビルの中を歩く演者達なんですが、コクーン歌舞伎ということで、主な登場人物は歌舞伎のメイクと衣装、セリフも歌舞伎のセリフですが、サラリーマン姿の人達がいたり、ポン引きも現代風の衣装だったりという現代と融合した演出となっています。

舞台は、最初茶店で働くお袖に直助が言い寄る場面から。直助はお袖につれなくされます。
一方、裕福な伊藤喜兵衛(笹野高史)が孫娘のお梅(中村鶴松)を連れて、お袖のいる茶店に立ち寄ります。
お梅はお岩の夫である伊右衛門に恋をしてしまいます。
直助は、お袖をものにするため、お袖の夫である与茂七(実は別人)を殺し、伊右衛門は悪事を知られたため、舅であるお岩とお袖の父左門を殺してしまいます。
お岩は、左門によって連れ戻されていましたが、左門が死んだことにより、左門の仇を打つという伊右衛門とよりを戻し、お袖も夫を殺されたことにより、夫の仇を打つという直助と同居します。
子を産んだ後、寝込みがちになったお岩に、隣家の伊藤家は何かと親切にしてくれていましたが、ある時「血の道によい」と言われる薬を渡されます。感謝しつつ、その薬を飲むお岩。
一方、伊藤家に礼を言いに行った伊右衛門は、伊藤喜兵衛から金を積まれて孫娘お梅の婿になるよう迫られ、お岩に飲ませた薬が顔面が崩れる毒薬であることを告げられます。

伊右衛門は悪役ですが、この時だまして薬を飲ませた喜兵衛は非道いですよね・・・。もし喜兵衛がここまでしなければ、伊右衛門もお岩を簡単には捨てなかったんじゃないかな~と思いながら観ておりました。
喜兵衛役は笹野さんがコミカルに演じていて、残酷な話の息抜きになっているのですが、一番のワルかも~。

伊右衛門は、按摩の宅悦(片岡亀蔵)にお岩の間男になるよう命じます。
しかし、宅悦はお岩にすべてを打ち明け、お岩は狂乱のうちに死んでしまいます。

お岩が母の形見の櫛でせめて髪を整えようとすると、とかす度に髪が抜け落ち、最後は恐ろしい形相になります。
お岩が握りしめた手から血が流れ、その血を猫がなめるのですが、お岩が死んだ後、鼠の大群が現れて子供を連れ去り、お岩の血を舐めた猫も鼠に殺されるという・・・ぞっとする場面が展開しました。
なんで鼠が現れるのかと言うと、お岩さんが鼠年の生まれだから・・・。お岩を演じる扇雀さんも鼠年生まれだそうです。

そこに戻って来た伊右衛門は、納戸に捕らえていた小仏小平を殺し、お岩と密通し殺した下手人としてお岩と小平を戸板に打ち付けて川に流す。
急いで片付けた家に、伊右衛門はお梅を迎えますが、新枕を交わそうとした時、お岩の霊が現れて、伊右衛門はお梅を切り殺し、舅の喜兵衛まで切り殺してしまいます。

この時、お岩の霊は伊右衛門にしか見えておりません・・・。つまり、伊右衛門が「お岩!」と叫びながら梅に切りつけるのですが、客席からはお岩が見えるような仕掛けは特にないのです。この辺りは、すべて演技でカバーという感じになっておりました。

後半は、お濠でウナギ獲りをしていた直助がお岩の櫛をみつけ、お濠で魚釣りをしていた伊右衛門が戸板を見つける場面から。
この戸板は裏表にお岩と小平が打ち付けられているもので、お岩と小平が二人一役で行ったりするようですが、今回は戸板がスクリーンになっていて、お岩と小平の映像が映し出されるという仕組みになっていました。

喜兵衛役の笹野さんは、後半は伊右衛門の母・お熊として登場。
「第三者の厳しい目で!」「都民にお返しなさい!」などと旬なアドリブを飛ばしておりました。

家に戻った直助が持っている櫛を見て、お袖は姉のお岩のものであると知り、直助に売らないでくれと頼みます。
直助が承知したフリをして櫛を売りに行こうとすると、お岩の手が絡みついて来ます。
・・・この辺りも、特別な演出はなく、演技です。
勘九郎さんがお岩に振り回される場面をコミカルに演じていました。

そこに、死んだと思っていたお袖の亭主・与茂七が帰って来ます。
お袖は、与茂七と直助それぞれに何事かささやくのですが、後で二人が刀を持って飛び込んだ先にいたのはお袖でした。
心ならずも夫を裏切ったお袖は、二人が自分を刺すように仕向けたのでした。
死にかけたお袖の元に「お袖を兄に合わせたかった」という人が訪ねて来て、お袖の父の名を聞いた直助は、お袖が実の妹だったことを知り、自害します。

この後のラストシーンは、幻想的で抽象的。
サラリーマンのような背広姿の男達や時代劇姿の乞食や町人達が入り乱れて行きかうところに、上から今まで死んでいった登場人物がぶら下がってきて、死者を模した人形がぼたりぼたりと落下する中を彷徨う伊右衛門。
そこに、鉢巻を締めた仇討ち姿の与茂七が現れて終幕となります。
はっきりと伊右衛門が殺される場面はありませんが、物語としては、伊右衛門が与茂七に討たれるという暗喩だと思われます。

北番中心と言いながらも、お岩もたっぷり見せる舞台となっていました。
勘九郎さんの直助は悪い目つきも恰好よく、愛嬌もあって魅力的でした。
今回良席で見させてもらい、間近で観られたのですが、勘九郎さんの目力すごいなあと思いました。

七之助さんは相変わらずお美しい~。
品のあるお袖で、直助が横恋慕するのも無理からぬという感じ。

お梅の鶴松さんも、初々しくて可愛らしい。
役としては、お岩に祖父が毒を飲ませたと知っても、お金で伊右衛門を婿にしようとするので、なんだかな・・・ですけど。
見た目はとっても可憐でした。

獅童さんはさすがの貫禄でした。
伊右衛門は、男前でありながらワルという役ですが、伊右衛門も当初は舅にお岩を返してくれと頼んでいたわけで、お岩に気持ちがあったんだと思われ・・・。でも、最後は体の悪いお岩と生まれたばかりのわが子から着物をはぎ取る非情な男に成り下がってしまいます。人間の業を見る思いがしました。

扇雀さんのお岩も、伊右衛門にないがしろにされながら、わが子を守ろうとする辺りなど、鬼気迫る演技。
与茂七と二役だって、最初気づかなかった(^^;
それだけうまく演じわけていたってことで。

ラストは少し不思議な感じでしたが、歌舞伎を知っている人に言わせると、本当はとても長い話を上手く端折っているみたいです。
そのうち、古典も見たい気がします。
寺好きなので、お岩稲荷(陽雲寺)にもそのうち行ってみたいです。
お岩とお袖の父・左門が物乞いをしていたのは浅草寺の境内。左門が殺されたのも浅草の裏田んぼ。
戸板が流されるのは雑司ヶ谷の面影橋で、戸板が流れ着く深川隠亡堀とは、江東区にある横十間川親水公園の岩井橋の辺りだとか。
そんな風に都内の各所を思い描くのも、ちょっと面白いですよね~。
テーマ:歌舞伎
ジャンル:アイドル・芸能