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2016年04月08日 (金) | 編集 |
映画「リリーのすべて」を観て来ました。
世界で初めて性適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話を元にした物語です。

風景画家のアイナー・ヴェイナー(エディ・レッドメイン)は、肖像画家の妻ゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)と共に充実した日々を送っていた。
ある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、アイナーは自分の内側に潜んでいた女性の存在に気づく。「リリー」という名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていく。

女性としては、奥さんのゲルダがどう反応するのかが気になるところ。
予告スポットでは、ゲルダが理解していたというような内容になっていましたが、映画を観ていると、決してすんなりと理解したわけではないです。
そりゃそうですけどね。
夫婦はお互い苦しみながらも、愛しているという気持ちも捨てきれずに過ごし、ついには手術に踏み切るのです。
「妻はすべてを受け入れた」と公式HPには書いてありますが、受け入れたわけじゃないと思うけどな・・・。
納得いかないけど、仕方ないと思っていたんだと思う。
最後まで見捨てなかったのはスゴイと思いますけどね。

エディ・レッドメインが、とても美しく、ナイーブな笑顔は、ゲルダが許してしまうのも分かるな~という気持ちにさせます。
アリシア・ヴィキャンデルがまたキュートで、最初の方は、理想的な夫婦といった感じ。
試練にさらられて、二人は苦しむけど、最後までお互いを捨てきれずに添い遂げます。
でもまあ、夫婦って結構こういう感じあるよねと思ったりもしました。

印象的なシーンは数々ありましたが(エディ・レッドメインが全裸で女性のポーズをとるところとか)、ちょっと引っかかったのは、治療と称して男性器に放射線を当てる場面・・・。
そんなことしたら、余計不妊になるやん・・・と現代の私達は知っておりますけど、当時はやはりこういう使われ方をしていたんですね。
最近読んだ「8番目の子」という本で、放射線実験の対象とされてしまった子供の話を読んでいたので、そういう時代だったんだなと思いました。

余談ですが、「8番目の子」(キム・ファン オークメイド著/ハーパーBOOKS)はアメリカが舞台で、ユダヤ人の孤児が同じユダヤ人の医師から人体実験をされるという、史実に基づいた小説となっていて、興味深かったし、主人公も魅力的で良かったので、興味のある方は読んでみて下さいませ。
「リリーのすべて」も原作小説が翻訳されているようで、今は売り切れ状態みたいですけど、そのうち読んでみたいです。
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テーマ:映画館で観た映画
ジャンル:映画