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ジャニーズ他のステージ・レポを中心に、興味あることを書いてます♪ KinKi Kids中心の本館もよろしく☆
2020年03月20日 (金) | 編集 |
新型コロナの影響で、様々な公演が軒並み公演を休止していましたが、劇団新幹線の「偽義経冥界歌(にせよしつねめいかいにうたう)」も2月28日から休演。19日のチケットを持っていた私は、どうなることかと思って成り行きを見守っていましたが、19日から再開が決定しました!
でも、当日になって中止になったりして・・・と最後まで不安でしたし、職場の人には「こんな時に行くのか」と思われそうで言いづらかったですけど・・・。
事前に「接触を避けるため、もぎりは自分で」「グッツ販売はしません」「アルコール消毒にご協力願います」などの注意事項が、劇場側からありました。私自身も、マスク着用、アルコール消毒持参、食事は人の少ない場所で済ませ、飲み物を飲む時も、人から距離のある場所で・・・と考えられる限りの自衛をしたつもりです。
もし感染したら、自分も今後の予定に差し支えるし、演者さんにもこの後観に来る予定の方々にも迷惑をかけますからね。
熱のある方は入場出来ないということで、再開後の公演も払い戻しに応じるという告知もありました。どれくらい空席があるかな・・・と思っていましたが、9割以上は入っていたと思います。
この日は、パブリック上映のある日で、カメラも入っていました。全国の映画館で生中継の日でもありました。

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さて、そんな中、開幕!
オープニングで登場したのは、遮那王牛若(早乙女友貴)が、村の娘を手ごめにしようとする場面。
場所は奥州・・・ですが、パラレルワールドな世界だということが徐々にわかります。
牛若の従者達が止めようとするが、いうことを聞かない牛若・・・この時地味だったので、すぐに気づかなかったけど、止めようとしていた一人が中山優馬くんでした。歴史上では奥州藤原氏ですが、この舞台では奥華次郎泰衡(おうかじろうやすひら)です。
次郎という通り、泰衡には兄がおり、それが生田斗真くん演じる奥華玄久郎国衡(おうかげんくろうくにひら)。
優馬くんは心優しき次男で兄を立てていますが、正妻の長子。
玄久郎は、妾腹で気立てが良く、戦上手だが単純で頭は悪い。
手ごめにしようとしたのを止められて、腹を立てた牛若は、奥華一族の聖地である洞窟に火を放とうとし、それを止めようとする次郎に襲い掛かる。劣勢となった次郎を、玄久郎が救うのだが、勢い余って牛若を殺してしまう。
間もなく源氏の統領である頼朝から、挙兵の指示がくるだろうという矢先、源氏に恩を売りたい奥華秀衡(橋本さとし)と、牛若の従者である武蔵坊弁慶(三宅弘城)・常陸坊海尊(山内圭哉)は困った末、玄久郎を牛若の身代わりとすることにした。

あらすじだけ言うとシリアスなようですが、これらがテンポのよい笑いを織り込んで進んでいきます。
友貴くんが刀を振り回す場面は、さすがのスピード感で、冒頭であっけなく死んでしまった時には、「えっ?! こんなちょい役なの?」と思いました。
忠義者の代名詞である弁慶が牛若を嫌っていたり、牛若が外道だったり、色々新鮮でした。

元服し、九郎義経となった玄久郎は、次々と武功を立てる。
一方、奥州では、秀衡の正妻で巫女でもある黄泉津の方(りょう)が、秀衡の弟・基衡(吉田メタル)と共謀し、奥州ばかりでなく日本中を手中に収めようと野望を抱いていた秀衡を、次郎泰衡に殺させる。
この辺り、抵抗しながら結局父を殺してしまう優馬くんの姿が、SHOCKの時とちょっとかぶって思えました。

義経は平氏の元にいた大陸渡りの歌うたい静歌(藤原さくら)を助ける。
静歌が歌うと、死んだ父秀衡が現れ、「黄泉津と基衡に陥れられた。だが、実際手を下したのは次郎。仇を取ってくれ」と言う。
義経は、驚いて静歌を連れて奥州に戻る。ところが、弁慶と海尊に騙されて討たれてしまうのだった・・・。

ここで休憩だったんですが、ええ~?! 主役前半で死んじゃうの?!って感じでした。
しかし、心配無用。後半がスタートすると、冒頭から斗真くんが出て来ます。

亡霊となった義経(玄久郎国衡)は、父・祖父・曽祖父に会う。
奥華一族の黄金は、巫女の黄泉津の方が先祖の魂から作り出していたのだった。黄金になるまで、先祖の魂はあの世でもこの世でもない場所にとどまっているのだ。
しかし、静歌の歌によって、義経は現世に呼び戻される。
奥華の里には、義経を殺されたと知った頼朝の軍勢が迫っていた。
奥華を守るため、義経は静歌の歌で父・祖父・曽祖父、そして遮那王牛若も現世に呼び戻した。
すでに死んでいる亡者たちは無敵だった。その力で頼朝軍を押し戻すが、事はそれだけで収まらなかった。
現世に戻った父達は、日の本を手中にし、亡者の国を築こうとする。
義経と泰衡、黄泉津の方はそれを防ごうとするのだが・・・。
黄泉津の方は倒れ、義経も深く傷つく。
しかし、静歌と泰衡が歌で加勢し、切れないはずの亡霊を切ることが出来た。
義経は、日の本を頼朝に託し、泰衡には静歌と大陸へ渡れと言い残して去ってゆくのだった・・・。

あらすじとしてはこんな感じですが、他にも笑いとか伏線とか沢山あります!
白い髪・白塗りの亡霊斗真くんもカッコいいですし。
藤原さくらさんの歌はもちろんいいし、りょうさんの黄泉津の方とか、北条政子とか、とにかく出てくる人が全員キャラ立ちまくりなんです。素晴らしい脚本とキャストにあわせた演出ってことだと思います。
後半にも友貴くんが登場し、早くて美しい殺陣を存分に見せてくれますし、優馬くんが歌う場面もあって・・・。
斗真くんも歌うんですけど、斗真くんよりは優馬くんの方が、CD出しているだけあって歌は上手いかな~。
腕は立たないけど、優しい弟を優馬くんが好演していました。

物語としても、史実を踏まえながら、そこを逸脱して、思いがけない方向へ向かっていく感じが面白かったです。
暴走していく人間の業みたいなのが、不思議にリアリティありますし。
最後、泰衡に静歌と大陸に渡れと義経が言いますけど、義経が大陸に渡ってチンギス・ハーンになったという伝説を思い出させるのも楽しい。

アンコールのあいさつでは、「僕が言うことじゃないかもしれませんが、新型肺炎が流行している中、僕たちも頑張っているので、皆さんも一緒に頑張りましょう。また、皆さん元気に笑顔でお会いしたいと思います」というようなことを斗真くんが言っていました。
新幹線の舞台は、何度か観ていますが、やっぱり面白いという思いもありつつ・・・この作品、かなり傑作じゃないかと思いました。
観ることが出来て、本当に良かったです。
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