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2018年05月26日 (土) | 編集 |
公開したばかりの映画「友罪」を観て来ました!
薬丸岳さんの作品は、犯罪者・犯罪被害者・その家族の心境を掘り下げている重厚な作品ばかりで、文庫化しているものを中心に、結構読んでいます。その中でも、「友罪」は印象深い作品だったので、今回映画を見る気満々でした。
映画を見るにあたり、小説をまた読み直し、斗真くんと瑛太さんのビジュアルで想像しながら読みました。

映画は、二人の青年が同時に工場に入社する場面から始まります。
益田(生田斗真)は出版社で働いていたが、正義感から上司を殴って退社。生活に困って寮のある工場に入社した。
同じ日に入社した同い年の鈴木(瑛太)は、口数が少なく、人と関わらないようにしていて、同僚の反感をかう。
しかし、酔った先輩を介抱したり、益田が怪我をした時的確な対応をしたりと、次第に周囲と打ち解けてゆく。
鈴木は、元AV女優だった過去を持つ藤沢美代子(夏帆)と知り合い、助けたことで美代子は鈴木に惹かれてゆく。
大学時代の恋人で、雑誌記者の杉本清美(山本美月)に、過去の児童連続殺傷事件について相談された益田は、鈴木が当時14歳だったために罪に問われなかった青柳健太郎ではないかという疑いを持つようになる。

原作との大きな違いは、息子が16歳の時に無免許運転で小学生を殺してしまい、償いの人生を生きている山内(佐藤浩市)がタクシードライバーで、益田達とは客として多少かかわるだけで、全く別な人生を生きているところでしょうか。
原作では、山内は同じ会社の寮に住んでおり、藤沢美代子も工場の事務として働いています。
同じ会社に、犯罪者・犯罪被害者・加害者家族が顔をそろえているというのは寓話的なので、別の職場にしたのは理解できます。
美代子については、別な会社に勤めている以外は、設定が同じですが、山内は益田達に影響を与える存在ではありません。
その代わり、原作ではサラリと描かれているだけの山内の気持ちが映画では丹念に描かれています。

小説と違って、益田の心情については、言葉の端々から推測するしかありません。
映画の限られた時間の中では、益田が鈴木にそこまで友情を感じる理由がちょっとしっくりこないと感じた部分もありました。
原作では「ずっと友達でいてほしい」と鈴木に言われ、益田が鈴木の告白を聞くべきか煩悶するのですが、そのキーワードも出てこないし。益田もあまり悩まずに結論に至っている感じがしてしまいました。
原作を直前に読み直してしまったため、違和感になってしまったのかもしれませんが。

鈴木と益田、鈴木と美代子、山内とその家族のそれぞれの物語が入れ替わりで描かれ、最後益田の独白に集約していきます。
あ、白石弥生(富田靖子)もですね。弥生は、原作では益田に接近しますが、映画では鈴木と少し連絡を取り合うだけ。その代わり、原作にはない弥生の普段の仕事ぶりと、娘(原作では息子)とのかかわりが描かれていました。
原作ではあえて描かれていない鈴木(青柳)の心情も、映画では語られています。
原作を補完する作品と言えるかもしれません。

「ロクヨン」の瀬々監督が撮っているので、リアリティーと迫力と美しさが混在となった映像となっています。
すっきりはしない・・・するわけにはいかない作品ですが、多くの批判が溢れる今の時代、こういう作品が必要なのかなと思います。
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テーマ:映画館で観た映画
ジャンル:映画
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