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2018年11月18日 (日) | 編集 |
中山優馬くん主演の舞台「銀杯」を観て来ました。

当日は、渋谷で早めの夕食を取り、18時開場だったので、17時半過ぎに田園都市線に乗ろうとしたのですが、人身事故でストップしていました( ゚Д゚)
渋谷から会場最寄りの三軒茶屋までは2駅。
念のため地図を持ってきていたし、開演までは50分くらいあったので、歩けるだろうと思って道玄坂を歩いて行きました。
道はまっすぐ1本道だったのですが、帰宅ラッシュの時間帯。
渋谷に向かう人と私のように反対に向かう人と、バス停に並ぶ人で歩道はごった返していて、震災の時みたいでした。
私はなんとか開演に間に合う時間につきましたが、都会の2駅だからとなめていたら、意外と時間かかりました。
開演は10分遅れ。それでも間に合わなくて途中から入ってくる人も多かったです。

そんな状況で、汗だくで席についたら、前列のセンターで・・・。ちょっと複雑な気持ちでした。でも、間に合ってよかった。
銀杯は、アイルランドを舞台に、時代は第一次世界大戦時の物語です。
アイルランドの劇作家が書き、1929年にロンドンで初演を迎えた舞台で、日本では初演とのこと。

冒頭は、アイルランド・ダブリンのアパート。
老人二人がバカ話をしていると、若く美しいがお堅い女性スージー(浦浜アリサ)が、神の権威をかさに来てしかりつける。
そこに、優勝して祝杯を挙げたサッカー選手のハリー(中山優馬)が、恋人のジェシー(安田聖愛)や大勢の仲間と騒ぎながら入ってくる。歓喜しているハリーと友人のバーニー(矢田悠祐)は、休暇中の兵士。
間もなく戦場に向かう船に乗り込まなければならない。
ハリーの母も、夫テディ(横田栄司)の暴力に悩まされているフォーラン夫人も、彼らが船に間に合うか気が気ではない。
乗り遅れたら、脱走兵となってしまうし、給料が受け取れなくなる。
戦場に行きたくないそぶりを見せるハリーをせかして、ハリーの母はハリーを見送る。
2幕は、パンフレットによると、この劇の特徴的な部分で、全編等身大の人形によって演じられ、優馬くんは登場しません。
ハリーの友人のバーニーだけが名前をもった生身の人間で登場します。
これは、一緒に戦争に行ったハリーとテディとの対比を表しているとのことで、3幕からバーニーと、ハリーとテディは明暗が分かれて来ます。
戦争で破壊されたフランスの修道院で、戦いに疲れ切った兵士達と、安全な銃後から命令を下す上官たちのやり取りが描かれる。戦場の異常な世界を表現しているとのことで、セリフなども難解な部分がある。
印象的だったのは、家族から戦場に送られてきた荷物。
家族から届く荷物が、兵士達の数少ない楽しみなのに、届いたのは、祈祷書とサッカーボール。
兵士達はもはや神を信じられなくなっているが、キリスト像でマッチを擦った上官には猛反発する。
(休憩)
3幕は、アイルランド・ダブリンの病院。
再び、冒頭に登場した老人二人(一人はハリーの父親)が登場して、バカ話をする。
ここに、看護婦となったスージーも登場。相変わらず老人のことは口汚くしかりつける。
そこに、車いすに載ったハリーが登場。戦場で怪我をして半身不随となったハリーを、周囲の人間は腫物に触るような扱いをしている。
ハリーは、何度も窓辺を往復して、恋人のジェシーを待っているが、ジェシーは体が不自由になったハリーを避けて、病室にはやって来ない。傷ついたハリーに、かつてハリーのことが好きだったスージーは優しくするが、そのスージーも医師といちゃついている。
4幕は、ダンスパーティーの会場。
ジェシーはハリーの友達で戦友でもあるバーニーと親密な様子で、ハリーに後をつけ回されて気味が悪いとこぼす。
そこにハリーがやって来て、ジェシーのことを「尻軽」と口汚く罵る。
かつて女房に暴力をふるっていたテディは、戦場で盲目になり、女房の介添えなしでは何もできない。
ハリーはかつての優勝カップを投げ捨てて、歪ませる。
医師も、スージーの神様もハリーを救うことは出来ない。

優馬くんファン的に言うと、主演の割には出番少ないです。
1幕目も最後の方しか出てこないし、2幕はまったく出てこない。3幕も半分も出ていない感じ。4幕の出演は、長めでした。
優馬くんは、迫力のある演技でした。
1幕では、みんなに囲まれたヒーロー。3幕では、失意の中に、なんとか希望を見ようとする姿。
そして4幕では、すっかり人が変わって、好きだったはずのジェシーに傷つける言葉を投げかけます。
優馬くんの舞台は、毎回見ていますが、今までなかったような役柄だと思います。

作品的には、難解な印象がぬぐえません。
アイルランドの歴史も知らなかったので、セリフもあまり頭にしみこんでこなくて、断片的な印象になってしまいます。
後でパンフを読み込むと、第一次大戦では、アイルランドはイギリスが参戦したために、戦争にかかわることになったとのこと。
元々、アイルランドとイギリスは不仲だったが、大戦の当初は、戦争に積極的に参加すればイギリスから独立を勝ち取れるという見込みの元、また失業率が高かったことから、生活を支えるため、男たちが志願して戦場へ行った。
しかし、他国の戦争で命をかけて戦い、傷ついて帰ってくると、世間の情勢は変わっていて、イギリスに協力したとみなされて冷たい批判にさらされたそうです。
サッカー選手だったハリーが、歩くことも出来なくなり、恋人も失った・・・という以上にひどい状況だったようです。

女性としては、1幕でバーニーにからかわれたスージーが、「ちょっかい出したいならフランス娘にしな」と言ったり、2幕の戦場の場面で兵士達が「砲弾を小娘に変えてくれ」と言ったりしているのが気になりました。
昔から、戦争にレイプはつきもの。女性は物扱い。神様を信じている女性のスージーでさえ、敵の女性を貶めるのだな・・・と思ってしまいます。

単純に戦争という暴力で傷ついただけでなく、社会によって傷つけられた若者の話です。
もうちょっと勉強が必要な作品だと感じましたが、独特の世界感を体験出来ました。
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テーマ:中山優馬
ジャンル:アイドル・芸能
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